ちやほや

世の中の人たちをさ、二つに分けるとする。
ちやほやされている奴と、ちやほやされていない奴だ。
今日もテレビにはライブドア堀江社長が出ていて、
ネット上では相変わらずあびる優の話題で盛り上がっている。
大学時代の後輩はバイトを続けながらバンド活動をやっていて、そのウェブサイトの掲示板ではこないだのライブが良かっただの音源ヘビーローテですだのといった話題でにぎわっている。


この世界ではいつも誰かがちやほやされていて。


ちやほやされるごく少数の人。
その周りでちやほやしているとてもたくさんの人。
最初に戻って分類の話。
世の中の人たちをさ、二つに分けるんだよ。
なんていうか、ちやほやされている奴と、ちやほやされていない奴に。
残念ながら僕は確実にちやほやされていない奴に分類されるんだけど、
まあ、それはそれでいいかなと思う。
社会の歯車としてサラリーのために、そして風呂から上がったいっぱいのビールのために働く毎日。
こんな僕をちやほやする誰かがいるとして、それは確実に、まあ、あれだ、最終的になんか売りつけようとしている。消火器とかふとんとか売りつけようとしている。
カラーひよことか売りつけようとしている。


話が脱線したけれど、まあつまり僕もちやほやされたいということですよ。
ちやほやされてる組に回りたいということですよ。
ちやほやされるだけの何かを成し遂げて、正々堂々とちやほやされたい。
究極的にはこう、おっぱいとかに挟まれつつちやほやされたい。

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と、こんな話を今日会社の人としていたんですけど、そこで会社の人が一言。
「まあ、誰だってさ、おまえだってさ、ちやほやされた瞬間ってのはあるはずなんだよ」
んー、あるのかなあ。
今はこんなだけど、僕という存在が人知れず人気を博していた時期がかつてあったのかなあ。
「そりゃあるさー」
えらい自信満々ですね。え、じゃあ僕のちやほや期っていつだったと思います?
「そりゃあさあお前、生まれたときとか」


いやあさすがにそりゃあちやほやされてたけども。だろうけども。
えらいとこまで戻っちゃったな。